マタニティ歯科(Pregnant dental)
妊婦さんの新型コロナウイルス感染症について
https://www.ncchd.go.jp/.../bosei/covid_bosei_kusuri.html
茨木市 妊婦歯科健康診査
茨木市では平成26年6月から妊婦さんの歯科健診が始まっています。
当院でも受け付け致します。
ご希望の際には、茨木市こども医療センターにて、妊婦歯科健康診査受診巻を交付してもらってから、ご連絡下さい。
「Babyプラス」に登録しています!
参考にして下さい。
「ママや赤ちゃんのからだはどう変わる?」
「やった方がいいこと、ダメなことって?」
「出産までに準備するものはこれであってる?」
など情報満
http://www.jsog.or.jp/modules/babyplus/index.php?content_id=1
妊娠時期における歯科治療のポイント
妊婦さんの歯科受診で気をつけること
受診するほうが小さな治療で終わり、疲れずにすみますよ!
【妊娠中だと教えてください】
妊婦さんの治療では、使用する薬剤を妊娠期(初期・中期・後期)に合わせて配慮させていただいています。
来院した際には妊娠中だと必ず伝え、「母子健康手帳」をお持ちください。
また、産科の主治医に注意を受けていることがあれば教えてください。
【治療の相談はお早めに】
妊婦さんのお口のなかは、妊娠前と比べてむし歯や歯周病が進行しやすくなっています。
治療を躊躇すると思わぬ悪化をまねくこともあるので、症状が軽いうちに歯科医院で検査を受け体調に合わせて治療が受けられるように治療計画について相談しましょう。
【産科の主治医にも相談を!】
歯科治療をご希望の方は、妊婦健診の際に産科の主治医に相談しておきましょう。
妊娠高血圧症や妊娠糖尿病などにかかっていたり、外科などの大きな治療が必要な場合は必要に応じて歯科と産科が連携し全身状態を把握して治療を進めます。ご安心ください。
【意外と多い!親知らずのトラブル】
「親知らずの抜歯を先延ばししている」というかた、多いのでは?
歯ぐきが腫れやすくむし歯も進行しやすい妊娠中は、急に親知らずが悪化して抜くはめになるかたが意外と多いんです。
「将来赤ちゃんが欲しいな」と思ったら、親知らずは抜いておいた方が無難です。
妊娠初期(0~15週)の歯科的注意事項
※注意点
赤ちゃんの重要な器官がつくられる大切な時期。
流産の危険性も考慮して、痛みや炎症をひとまず止めるための応急処置にとどめ、本格的な治療は安定期か産後に行います。
歯科医院で必ず定期的に経過観察を受けましょう。
つわり時の歯磨きの工夫
つわり時の歯磨きの工夫をまとめてみました。参考にして下さい。
・つわりが軽く、体調が良い時に磨く
・“ブクブクうがい”を十分に
・歯ブラシは小さめを選び小さく動かす
・臭いの強い歯磨剤を大量に使わない
・顔を下に向けて磨く
・奥から前にかき出すように磨く
・“ながら磨き”のすすめ
(テレビや音楽を聴きながら、お風呂に入りながら リラックスして)
*嘔吐直後の歯磨きについて
嘔吐直後は水などで十分にうがいをして、胃液の残留を洗い流しておく。
直後の歯磨きは歯の磨耗を引き起こし、酸蝕症となる危険があるため、
約30分は歯磨きを控える。
妊娠中期(16~27週)の歯科治療
妊娠後期(28~39週)の歯科治療
ちょこちょこ食べる必要があるので、むし歯のリスクが上がる時期です。
*注意点
仰向けで診療を受けると大きくなった子宮に大動脈を圧迫され低血圧症を起こしやすくなります。
産科の主治医に相談し、歯科受診の際はチェアの背を少し立ててもらって短時間の応急処置にとどめるなど、体調に合わせた治療計画を立ててもらいましょう。
*低血圧症を防ぐには?
妊娠後期の仰向け姿勢で起きがちな低血圧症。
からだを左側に傾けると、大動脈の圧迫を避けられ低血圧症を防ぐことができます。
足を組み、タオルで背中を固定すると安定します。
赤ちゃんへの影響はだいじょうぶ?
赤ちゃんへの影響は、薬剤の種類や妊娠期により異なります。
【歯科の局所麻酔は?】
お産に使われているのと同じ麻酔薬です。赤ちゃんのためにも痛みのストレスを我慢しないで!
一般的な歯科治療でもっとも多く使われている麻酔薬リドカインは、無痛分娩や帝王切開にも使われ、妊娠全週で問題なく使用できる麻酔薬です。
通常量を使ってもまったく問題ないとされています。
一方、プロピトカインという麻酔薬には、子宮を収縮させ分娩を促進させる作用があるため、妊娠後期の妊婦さんには使用しません。
【歯科でもらうお薬は?】
お薬の安全性については、お腹の赤ちゃんに実際に試してみるわけにはいかないため、確認されているお薬はありません。
歯科では、比較的安全性が高いとされるお薬を、その効果が赤ちゃんへの影響を上回ると判断した場合に限り、必要最小限の処方をしています。
妊娠中・授乳期は赤ちゃんへの安全性が確認されていません。
授乳期が終えるまでホワイトニングをお待ち下さい。
お母さんの定期歯科受診も重要です!
親御さんの心配事に、子供に虫歯菌がうつらないのか?という心配があります。
乳歯がはえてくると、虫歯菌が口腔内に定着するチャンスがうまれます。
現在では生後19~31カ月頃がもっとも危険な時期であるといわれています。
そして、供給源は保護者であることが事実です。
しかし、感染を恐れるあまりハグやキスなどの積極的な肌の触れ合いを避けたり、共食の機会を持たないことは、母子の愛着形成にとって望ましくありません。
従いまして、感染源となりうる両親、特に母親の口腔ケアが重要です。
できるだけご両親も定期歯科受診されることをお薦めさせて頂きます。