世界の糖尿病有病患者数は、現在3億3500万人と推定され、糖尿病に関連した合併症で亡くなる方は、世界で毎年380万人以上に上ります。
わが国においても、糖尿病または予備軍は2300万人にも達したと推測され、40歳以上の実に3人に1人は糖尿病が疑われるという危機的状況が報告されています。
こうした状況を踏まえて、IDF(国際糖尿病連合)は国際連合(国連)に働きかけを行い、2006年12月、「糖尿病は人々の生命に関わる驚異的疾患であり、世界は一丸となって糖尿病と戦う必要がある」と国連決議の採択に到りました。
疾患に関する国連での決議は、感染症以外の疾患としては、糖尿病が初めてであり、決議と同時に従来IDFとWHO(世界保健機関)が提唱していた「世界糖尿病デー」(11月14日・インスリン発見者であるバンティング医師の誕生日)を、国連として公式に認定しました。
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