歯周病は歯肉が腫れる歯肉炎と、歯を支える骨が溶ける歯周炎からなります。
大人の3人に1人は歯周病になっていて、歯を失う原因の多くは歯周病であり国民病の一つと考えられています。
歯周病の直接原因は歯と歯肉の境目や歯と歯の間にいる歯周病菌ですが、歯周病になりやすいかどうかは遺伝的な要因と生活習慣が関係します。
例えば喫煙やストレス、偏食などが歯周病を進ませます。
歯周病と全身の健康には関連があります。歯周病に関連する病気としては、早産、リウマチ、骨粗しょう症、糖尿病、肥満、心筋梗塞があります。
歯周病を予防すると医療費が約半分になったという報告があります。
予防には、語呂合わせですが三つの「て」が有効です。
まず、「丁寧な歯磨き」です。1日に1回は時間を掛けてしっかりと磨く(特に就寝前が効果的です!)。
電動ブラシ、洗口液、歯間ブラシなども併用すると良いでしょう。
二つ目は「定期的な歯科健診」です。年に3回以上、歯科健診を受けて頂きたい。
最後に「適切な生活習慣」です。
①朝食をとらない
②睡眠不足
③食事のバランスを考えていない
④煙草を吸う
⑤運動していない
⑥深酒をする
⑦仕事時間が長い
⑧ストレスを感じる
のうち4項目以上該当したら要注意です。
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